塾講師が数学をやりmath

どこかの塾で働いている人のブログです。

中学生の数学(自分で勉強する時にやった方が良い5つの話)

2018.11.12 更新

 期末テストが近づいてきたので少し調整。

 その1 分かる部分だけでも文字や図にしてみよう(最重要)

 解けなくてもいいので、とりあえず問題文から分かる事を文字として書いてみたり必要なら図や表、グラフを描くようにしましょう。「自分はここまでは分かっている」事を分かりやすく表現できます。

 このやり方は連立方程式の文章題を考える時にも有効です。

 すぐに分からないと言う子に限って解く時に何もしていない可能性が高いです。分かっている事を図など使ってまとめたりするぐらいはしましょう。

 

 その2 きちんと問題を解くようにしよう

 「これならできそうだし面倒だから解かないでおこう」は時間の無駄なので止めましょう。例題とかだと答えがすぐ書いてあったりしますが「そうなる理由を説明できない」ならきちんと解いた方がいいです。

 まあ、中学生だと一部の公式はそうなる理由が中学の数学範囲では説明できないはずなので教科書に書いてある公式を全て説明できる必要は生徒側にはないのでこだわりすぎる必要はないかと思います。

 

 その3 しっかりと「答え合わせ」「やり直し」をしよう

 問題を解いて終わったら答えを見て丸付けをして、間違ったところは答えを赤字で書いたりして……という感じで勉強する事が多いと思いますが答え合わせの時に正しい答えを赤字で書くだけで終えるのはもったいないです。間違えたのには理由があるはず(「問題が何言ってるのか分からなかった」「式を書くのに使いそうな部分は分かるけど式が作れなかった」「計算を途中で間違えた」など)なので、答え合わせの時に正しい答えを赤字で書いて、間違えた部分はそうなった理由を考えてみましょう。その理由を無くすことが「復習」であり、全ての問題で終えたら「理解できた」といえます。

 ここまでやった結果分からなくての質問なら先生は他に優先しないといけない事がある時でもない限り歓迎してくれると思います。

 

 その4 理解した「つもり」を止めよう(点を伸ばしたいなら)

 個人的には一番大事な事だと思っていますが、図などを描いている前提なので。満点を目指さない限りは理解(いつやっても全問正解できる状態)する必要はありませんが、理解した「つもり」が原因で他の単元も分からなくなる、というのは数学に限らずよくある話です。

 

 その5 解けたら見直すようにしよう

 「方程式」なら「求めた数は、解いた方程式に代入しても成り立つ」ので実際に代入してみましょう。成り立たない場合はどこか間違っています。

 「関数」なら「求めた関数が通る点が分かっているなら、実際に代入して成り立つ」ことを確認しましょう。グラフを描く問題なら、1次関数なら傾きが正なのにグラフが右下がりになっているならその時点で違いますね。グラフから式を求める場合でもグラフが右下がりなので傾きが正なら違いますね。

 「角度」なら「違う補助線を使って考える」のも方法の1つです。

 


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