塾講師が数学をやりmath

どこかの塾で働いている人のブログです。

中学生の数学(ケアレスミスを無くすための3つの心がけ)

(最終更新日 2018/11/30)

 教えている子の数学の定期テストが返ってきたようで、ケアレスミスしなかった子とした子(同じ中学校)の点数差が20点ほどあったのでこういった記事も書いてみようと思います。

 

 ケアレスミスの有無で「学力的に低い子が高い子よりも高い点数をとる」事はありえます(自分が教えている子で今回の期末テストでありました)

 

問題文の「~を求めよ。」「~を求めなさい。」に線を引く。

 記述式だとこういったミスは割と低くなると思いますが、解くのに使った過程があっているのに答えるものが違っているから不正解、は精神的にも良くないのでそういうミスが多い人は「この問題は何を答えるのか」確認するのを徹底した方がいいです。

 

 

 空欄を埋める問題なら△や∠などの記号がいるのか、答えに単位は必要なのかなど分かったのに間違う原因はたくさんあるので、テスト時間が終わるまで油断はしない方が良いと思います。

 

 連立方程式を習った時、「~をx、……をyとおく。」と書くように習った人は多いと思いますが、それと同じことですね。計算過程をしっかり書くのもそうですが、基本は本当に大事です。

 

 もう一つよくある点数を落とす原因は「答えを書くところが1つずれていた」というものですね。定期テストだと左側は縦に、右側は横に書くという形式でも不思議ではないと思いますが。

 

答えることができた数ではなく、正答率の方が大切。

 頑張って全部解こうとする人はいると思いますが、定期テストの点数は成績に影響してきます。全部埋めれて正答率が50%の人と、8割ほど埋めて正答率100%の人なら後者の方がテストの成績は良くなります。テストの時に頑張るべきことは全部埋める事ではなく、自分の実力で正解できるところを確実に正解する事です。

 

 「やる気があるなら全部埋めてる。」という意見はありますが、その辺はテスト形式や採点方法にもよります。高校以降の話なので詳しくは省略しますね。

 どちらにしても自分の実力で正解できる問題を間違えるのは一番駄目ですけど。

 

見直しは解いた方法とは別の方法でなるべくする。

 市販の問題集でも何でもいいですが、問題を解いて答えを見ると「あれ、答えは同じだけどやり方が違う……?」となる時があります。別の解法を知ることは、見直しする時にとても有効になります。そういった事を学ぶのも自習ですね。

 関数の分野だと求めた式に座標を代入する見直しをしたりすると思いますが、途中で解いた連立方程式をもう1つの文字を消す方法で解きなおすのもいいでしょう。

 

 計算過程をしっかり書くと見直しをする時にも使えるし、間違った時も原因を見つけやすくなります。解くのが早い方がいいのはもちろんその通りですが、間違ったら逆にカッコ悪いです。自分の計算力に自信があるならいいですが、安心するのは結果が返ってきてからですよ?  

 

終わりに

 テストが終わったら寝るのは構いませんが、「自分が解ける問題は全部正解してるのか」気にした方がいいと思います。

 


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